【なつぞら 天陽くん】真鍋庭園のアトリエと家に行ってきた!献花台の様子をレポート

なつぞら 天陽くんのアトリエと献花台に行ってきたよ
NHK連続テレビ小説「なつぞら」にすっかりハマってしまい、家族旅行で北海道の十勝・帯広に行ってきたRIPOです。

[chat face=”face2.png” name=”RIPO” align=”left” style=”type2″]しかし出発直前、9月3日放送の第134話で天陽くんが…!(泣)[/chat]

 

天陽くんの最期、儚くて美しくて、でもどこか内に秘めるたくましさも感じて、本当に印象的でしたよね。

あまりに尊くて、このまま神様か仏様になってしまうの?って思ったのは私だけではないはず。天陽くん、もう会えないなんて嘘だよね…!?(涙)

そんなわけで、天陽くんロスで気持ちの整理がつかないまま、北海道旅行に出発しました。(夫と5歳の息子、0歳の娘も一緒です。)

>>関連記事:【なつぞら】北海道ロケ地巡り!十勝の柴田牧場と家屋・新牛舎をレポート

ここでは、帯広の真鍋庭園にある天陽くんアトリエのロケセット、天陽くんの献花台について詳しくレポートします。献花した人が先着でもらえる、天陽くんの畑でとれた貴重なじゃがいもの写真も紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

  • 天陽くんの家とアトリエを見てみたい人
  • 天陽くんの家とアトリエの場所が知りたい人
  • 天陽くんの献花台に行きたい人
  • 天陽くんの畑でとれたじゃがいもが見たい人
  • 天陽くんロスで気持ちの整理をしたい人
  • なんといっても天陽くんが好きな人

真鍋庭園で天陽の家とアトリエ公開中!期間はいつまで?

真鍋庭園
天陽くんのアトリエと家のロケセットは、帯広の真鍋庭園で2019年12月1日まで公開されています。(※追記:現在は終了しています)

樹木の生産販売を手がける真鍋庭園苗畑が、1966年から運営している真鍋庭園。

24,000坪の広大な庭園では、約3,000種の花や木と、日本庭園・風景式庭園・ヨーロッパガーデンなどさまざまな回遊式ガーデンが楽しめます。

真鍋庭園自体は有料の庭園ですが、ロケセットは無料ゾーンで公開されているので、誰でも見ることができますよ。

真鍋庭園の施設情報・アクセス

営業時間[6~8月以外]8時~日没まで
[6~8月]8時~19時(18時入園まで)
入園料大人800円、子供200円(小中学生)
※天陽くんのロケセットは無料で見れます
定休日期間中は無休。12月~4月下旬は閉園
住所帯広市稲田町東2線6 MAP
電話番号0155-48-2120
アクセスJR帯広駅から車で15分、とかち帯広空港から車で20分
公式サイト真鍋庭園

 

なぜ天陽くんのロケセットが真鍋庭園に?

真鍋庭園
今回展示しているロケセットは移設したもので、ロケ地ではありません。(実際のロケ地は非公開になっています。)

実際の「なつぞら」のドラマ撮影は、真鍋庭園が所有する土地で行われたそうです。ロケ地の畑には、天陽くんの家と馬小屋(アトリエ)がゼロから建設されました。

2018年6月の撮影クランクインは、真鍋庭園が管理する畑だったとか。「なつぞら」の記念すべき最初の撮影現場となりました。

帯広観光コンベンション協会は、使用された天陽くんのロケセットを観光振興にいかすべく、譲渡を申請。撮影のあった真鍋庭園の別の畑からロケセットを移設し、真鍋庭園の管理のもと、天陽くんの家とアトリエを公開しています。

実際に撮影に使われたロケセットをこうして気軽に見ることができるのは、とてもありがたいですよね。

天陽くんの家とアトリエに行ってきたよ

真鍋庭園 なつぞら
2019年9月上旬に、真鍋庭園にある天陽くんのアトリエと家・献花台に行ってきました。

真鍋庭園の入口には「なつぞらの舞台 十勝へようこそ」というのぼりが出ていて、胸が高鳴ります。

なつぞら 天陽 真鍋庭園
天陽くんの家とアトリエを見に来た人のために、わかりやすい看板が出ています。真鍋庭園内の無料ゾーンにロケセットが展示されていますよ。
なつぞら 天陽 ロケセット 真鍋庭園案内図
詳しい案内図です。入口すぐに天陽くんのアトリエ(馬小屋)、テラスの奥に天陽くんの家があります。

天陽くんのアトリエのロケセット

なつぞら 天陽 アトリエ
入ってすぐのところに、ありましたー! 天陽くんのアトリエ!

アニメーターを目指すなつに絵心を教え、彼女の人生に大きな影響を与えた山田天陽。天陽くんはベニヤ板に絵を描くという独特の手法で描く馬の絵を得意としており、ドラマにも彼の絵が飾られたアトリエが何度も登場しました。

いつも「なつぞら」で見ていた天陽くんのアトリエ、実際に目の前で見ると感動します。

なつぞら 天陽 アトリエ 真鍋庭園
元は馬小屋だった天陽くんのアトリエ。飼っていた馬が死んだ後、自宅隣にある馬小屋をアトリエとして天陽くんと兄の陽平さんが使用することになります。アトリエには天陽くんが描いた馬が何枚も飾られており、なつはその絵に引き込まれました。

なつぞら 天陽 アトリエ
こちらがアトリエの玄関。内部に入ることはできませんが、正面入り口と窓から中を覗き込むと、再現された天陽くんのアトリエを見ることができます。

なつぞら 天陽 アトリエ
アトリエの玄関から見た、室内の様子。手前にはスキー板が立てかけられていて、照男兄ちゃんとのスキー大会を思い出しました。

アトリエの中には、天陽くんの描いたたくさんの馬の絵が飾られています。

天陽くんの父が騙されて、年老いた馬を購入。その馬がすぐに死んでしまい、「あの馬さえ生きていれば!」と嘆き、死んだ馬のことを想いながら天陽くんは馬を描くようになりました。

なつぞら 天陽 アトリエ 馬の絵
天陽くんの遺作の馬の絵。自分の死期を悟った天陽くんが入院先の病院を抜け出し、一晩かけて必死に仕上げた最後の作品です。

絵を見ているだけで、ドラマのシーンを思い出して泣けてきます(涙)

大きなベニヤ板に描かれた力強い馬の絵は、遠目に見ても躍動感と迫力がありました。天陽くんの魂を感じることができますよ。

なつぞら 天陽 アトリエ
こちらはアトリエの側面。窓から天陽くんの自画像がこちらを見ています。

なつぞら 天陽 アトリエ
窓からアトリエの中を覗いてみましょう。中をよく見渡すことができますよ。

なつぞら 天陽 アトリエ
ドラマの中で重要な意味を持つ、天陽くんの自画像がありました!

天陽くんの死後にアトリエを訪れたなつが、自画像の天陽くんと向き合って最後の会話をしていたシーンは、涙なしでは見ることができませんでした。天陽くんが最後までなつの人生を導くことにつながる、大事な自画像です。

もともとは、なつの絵を描いていた天陽くん。この自画像は、キャンバスに描いたなつの絵を上から塗りつぶしたものです。(第60話より)

アニメーターを目指して上京したなつへの想いを断ち切るべく、赤い絵の具のハケで涙ながらに絵を塗りつぶしていた天陽くん。とても切ないシーンでしたよね。

なつぞら 天陽 アトリエ
芸術大学に進んだ兄とは異なり、天陽くんは十勝で実家の農作業を継ぐことを決断。農業の合間に大好きな馬の絵をベニヤ板に描き続けました。

そんな天陽くんのモチーフは、十勝の画家・神田日勝(かんだにっしょう)といわれています。画家としても農家としても力強く生きた神田日勝。病気による短命な生涯や絵の作風など、天陽くんと共通点が多いです。

天陽くんのアトリエには、なつが高校で「白蛇伝説」を演じたときの背景画や、描きかけの馬の絵も飾られていますよ。この描きかけの馬の絵は、神田日勝の「馬(絶筆・未完)」がモチーフになっています。

なつぞら 天陽 アトリエ 麦わら帽子
アトリエの入口に無造作にかけられた麦わら帽子。見ているだけで涙が出そうです…。じゃがいも畑で麦わら帽子を投げる天陽くんの姿は、忘れられないですよね。

天陽くんの家のロケセット

なつぞら 真鍋庭園 天陽の家
売店の横のテラスの奥にある、天陽くんの家。井戸や農耕の道具など、細部にわたってリアルに再現されています。

天陽くんの家は年代で変わっていて、「なつぞら」が始まった昭和20年代の家は、壁は藁の家。昭和30年代になると天陽くんの家の壁は木材になり、電気をひき込み、井戸も家の庭園に設置。その様子から時代の変化が感じられます。

今回展示されている天陽くんの家は、昭和30年代のものです。

なつぞら 真鍋庭園 天陽の家
こちらが玄関。まるで今にも中から天陽くんが出てきそうな雰囲気です。

なつぞら 真鍋庭園 天陽の家
なつが小学校で出会った、絵の上手い少年・山田天陽。天陽くんは父が東京大空襲で仕事を失い、家族で北海道十勝地方へやってきました。

農業の素人だった山田家に与えられた土地は、荒地と粗末な家。開墾は難航し、農業では生計が立たない貧しい暮らしは、その粗末な家からも感じとれます。

苦労する山田家の様子は、「開拓」がテーマとなっているドラマの中でも深く印象に残りました。

真鍋庭園のリス
天陽くんの家の近くにいた野生のリス。真鍋庭園にはリスがたくさんいて、木を登っている姿を見ることができるかもしれません。

間近で見るリスは、とっても可愛かったですよ。天陽くんがリスをたわむれている姿を想像してしまいました。森の王子様っぽくて似合いそう…!

真鍋庭園 トランポリン
ちなみに、天陽くんの家の目の前には大きなトランポリンがあり、5歳の息子が大喜びで遊んでいました。

我が家以外にも家族連れが多く訪れており、「天陽の家あった!」と子供が喜ぶ声も聞こえました。天陽くん、子供からも人気なんですね。

天陽くんの献花台

なつぞら 天陽 献花台
天陽くんの献花台は、アトリエの横に設置されています。雨に濡れないよう、傘があるのが嬉しいですね。

なつぞら 天陽 献花台
献花台には、たくさんの綺麗な花が置かれていました。

なつぞら 天陽 献花台
天陽くん、たくさんの感動をありがとう。

ドラマの架空の人物に献花台…!? と思う方もいるかもしれません。「なつぞら」の天陽くんへの想いはもちろん、モチーフである神田日勝さんへの想いや、舞台となっている十勝への感謝の想いがあっての献花台なのかなと思いました。

今回献花台を設置してくださった真鍋庭園の皆さま、ありがとうございました。

天陽くんの献花台は12月1日まで

天陽くんの献花台は、2019年12月1日まで設置されています。

真鍋庭園自体が冬には閉園してしまうため、2019年12月1日が最終営業となるそうです。ロケセットの公開も12月1日までです。

天陽くんのじゃがいも

なつぞら 天陽くんじゃがいも
天陽くんが大事に育てたじゃがいも。最期に畑を見に行き、そのまま倒れ込んだあのじゃがいも畑のじゃがいもです。(実際に撮影に使われたじゃがいも畑で収穫したものだそう)

献花をした人の香典返しとして、先着で「天陽くんじゃがいも」が配られていました。天陽くんが一生懸命育てていた大事なじゃがいも、もったいなくて食べれないかも…。

天陽くんの絵は誰が描いているの?

アトリエに飾られているたくさんの天陽くんの絵を見て、ふと「なつぞら」作品中の天陽くんの絵は誰が描いているのか気になりました。

いきいきとした力強いタッチが特徴の、独特の雰囲気がある絵ですよね。

調べてみたら、天陽くんの絵は画家の村山之都(むらやましつ)さんが描いているものだとか。「なつぞら」公式InstagramとTwitterにも、実際に天陽くんを演じる吉沢亮さんに絵の指導をしている様子が投稿されていました。

1969年に旭川で生まれた村山之都さん。北海道にゆかりのある画家さんなんですね。現在は東京で個展を中心に活動しているそうですよ。

なつぞらグッズの販売やサイン展示も要チェック

なつぞら 真鍋庭園 なつぞらグッズ
真鍋庭園の売店では、「なつぞら」グッズが売られていました。BGMはもちろん、スピッツの「優しいあの子」。可愛らしいイラストのグッズがたくさんありました。

なつぞら 真鍋庭園 天陽サイン
役者さんたちのサインも飾られています! 主題歌を歌うスピッツ、じいちゃん役の草刈正雄さん、なつ役の広瀬すずさん、天陽役の吉沢亮さんのサインです。

天陽くんのアトリエと家に来た際は、ぜひ売店もチェックしてみてください。

天陽くんの家の前でソフトクリームを食べよう

真鍋庭園 カフェ
真鍋庭園のカフェBlue Spruce(ブルー・スプルーズ)では、パスタやカレー、ケーキなど軽食と喫茶を楽しむことができます。

ここでは、よつ葉ソフトクリームに要注目です!

真鍋庭園 ソフトクリーム
「なつぞら」に出てくる「たんぽぽ牛乳」は、北海道の「よつ葉牛乳」がモデルだといわれています。

天陽くんの家の前で、柴田家の牛によるたんぽぽ牛乳のソフトクリームを食べる。なつと天陽くんがコラボしたような不思議な気分になり、なかなか感慨深かったです。

ソフトクリームは、バニラ、カプチーノ、ミックスの3種類(各350円)。とっても濃厚な味わいでおいしかったですよ。

天陽くんのアトリエと家の混雑状況は?

平日の夕方前に行きましたが、特に混雑はしていませんでした。常に人が出入りしていますが、ロケセットの観覧や献花が混むほどではありません。

展示期間も長いですし、恐らく土日もそこまで大混雑とまではいかないのではないでしょうか。

天陽くんのロケセットと献花台には、老若男女問わず幅広い年齢層の人が訪れていました。多くの人々に愛される天陽くんは幸せ者ですね。

天陽くんファンにおすすめの十勝土産

日勝 鹿追アートビスキュイ
天陽くんファンには、なんといっても「日勝 鹿追アートビスキュイ」がおすすめです。十勝のホテルや空港のお土産店で売られていますよ。

天陽くんのアトリエに飾られている絵のモチーフとなった、神田日勝「馬(絶筆・未完)」のクッキー。帯広の老舗お菓子メーカーの柳月(りゅうげつ)が作っています。

[chat face=”face1.png” name=”RIPO” align=”left” style=”type2″]ちなみに柳月(りゅうげつ)は、雪次郎のお菓子屋「雪月」のモデルだといわれているよ![/chat]

日勝 鹿追アートビスキュイ
日勝の絶筆「馬(絶筆・未完)」は、制作中の日勝が病に倒れ、後ろ足部分が下地のまま描かれず、未完のまま残された作品です。

馬の頭部から前足、体の前半部分は黒く重厚に書き込まれ、その部分だけ見るとまるで「完成したもの」のように見えます。

そんな迫力のある馬をなぜ全体を平均に描かず、一部分だけ完成させながら描いたのか。不思議な「未完の完成」の謎といわれ、多くの人を魅了しているそうですよ。

[chat face=”face1.png” name=”RIPO” align=”left” style=”type2″]サクッとした軽い口当たりで、ついつい手が伸びるおいしさ。とてもおいしいクッキーでした![/chat]

柳月 日勝 鹿追アートビスキュイ

天陽くんの家でなつぞらの世界観を味わおう

真鍋庭園の天陽くんの家とロケセット。天陽くんの生きた証を感じ、短くもたくましく生きた天陽くんの人生に思い馳せることができました。

まるでドラマの世界に入り込んだような、不思議な気分になります。確かに天陽くんは、生きていた。今もこれからも、なつの心にも、私たちの心にも生き続けると思います。

[chat face=”face1.png” name=”RIPO” align=”left” style=”type2″]天陽くんロスで、とっても悲しいけど…。天陽くんへの感謝の気持ちを改めて感じることができました。[/chat]

 

「なつぞら」ファンの人や天陽くんロスの人は、真鍋庭園で「なつぞら」の世界観を味わってみてはいかがでしょうか。

ちなみに「なつぞら」のロケ地は東京にもあります。

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